会長挨拶

第65回定期総会 あいさつ

平成30年5月14日 会長 多田 丈夫

本日、東京都退職校長会第65回定期総会を開催しましたところ、お忙しい中、東京都教育委員会教育監 増渕 達夫様をはじめ、多数のご来賓の方々にご出席いただき誠に有難うございます。皆様には日頃から本会の諸事業にご指導・ご支援いただき厚く御礼申し上げます。また、春と秋の叙勲の栄誉に輝いた先生方や米寿・喜寿を迎えられた先生方、誠におめでとうございます。どうか、これからもお元気で趣味はもちろん、生き甲斐つくりに力を尽くされることをご期待申し上げます。
さて、遡ること2月。氷雪の中での平昌オリンピックに興奮いたしました。史上最多の13個のメダルをとった日本勢の活躍がひときわ輝きました。完璧な演技を披露したフィギア―スケート男子の羽生結弦(ゆづる)選手は〈本当に右足が頑張ってくれた、自分の人生史上、一番幸せな瞬間〉と涙しました。ノルデックスキージャンプ女子の高梨沙羅選手は〈この四年間悔しさをばねにしてきたが、自分は金メダルをとるような器ではないことが分かった〉と殊勝な言葉を残しています。スピードスケート女子500メートルで期待通りの金メダルだった小平奈緒選手は〈多くの種目を見ていて、メダルに届かなくてもみんなの色で咲き乱れてくれた〉と日本選手団の主将らしい言葉を残したのです。ジャンプ界のスキーレジェンド葛西紀明選手は〈四年後の北京五輪には絶対に出ます〉と語りました。多くの選手が底知れぬ努力を重ねたにもかかわらず、どの選手も偉ぶらずに人への感謝が伝わりました。これらの言葉から忘れかけていた日本人の美徳を感じ、戦い抜いた選手の言葉から我々は勇気と力を貰いました。二年後の東京五輪が待たれます。
一方、本部は今年も多忙を極めます。会則改正への着実な取り組み、第三回教育フォーラム東京・2018の開催、都教委との委託事業の着実な実施、10年に一度開催される関東甲信越退職校長会連絡協議会東京大会への準備等々に力を注ぎます。特に、この度提案する会則改正案は、本会が発足以来続けてきた退職者を対象にした「希望による入会条件」から本会の会員資格を現職校長に付与しながら「全員加入」に改変し、組織の衰退に歯止めをかける抜本改革であります。ある支部長さんは、会員の激減に対し「現状ではどうしようもない崖っぷちに立っている」と訴えておりました。我々はこの新たな提案に多くの時間を費やしてまいりました。従来の慣行から脱皮し、会員一人一人のマインド(固定観念)に変化を求める大きな土台作りでもあります。この会則改正に向けて、本部と支部とが一体となり、足並みを揃えて新たな目標に向かうことを強く切望します。
また、今年の教育フォーラムは、新学習指導要領の改訂が進行する中で、東京都の取り組みの今を学び合える場を設定いたしました。この機に東京都教育庁の幹部の方々や各校種の幹部の先生方をお招きし、「将来を担う東京の子供たちをどう育むか」-新学習指導要領の本格実施に向けて考える-をテーマにフォーラムを開催いたします。この企画にご快諾いただいた関係者の皆様に御礼申し上げると共に、実り多い時間にしたいと考えております。
おわりに、本年も会員の皆様がよき仲間と共に豊かな時を持ちつつ、自分らしく生きることを期待しております。本部はこれからも存在感ある退職校長会として歩み続けます。今後ともご参会の皆様方の一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げると共に、皆様の益々のご健勝を心から祈念し、はなはだ措辞ではございますが、総会の挨拶とさせていただきます。有り難うございました。

(平成30年5月14日定期総会にて)

30年度 新役員と執行部一覧
役員
会長 多田 丈夫(八王子) 統 括
副会長 宇津木 順一(西多摩) 総務部担当
副会長 苗村 崇伶(江東) 会報部担当
副会長 中岡 啓子(足立) 福利厚生部担当
副会長 小久保 正己(埼玉) 会計部担当
副会長 藤崎 武利(千葉南) 生涯学習部担当
副会長 桑原 利夫(江東) 企画調整部担当
総務部長 林 和明(世田谷)
会計部長 小久保 正己(埼玉)兼務
会報部長 梅津 通郎(武蔵野・三鷹)
福利厚生部長 増田 稔(西多摩)
生涯学習部長 斎藤 徳藏(千葉西)
企画調整部長 伊地 敦子(北多摩北)
事務局
事務局長 三辻 陽夫(日南) 事務局運営
監 事
  • 大南 英明 (千葉西)
  • 今井 重夫 (神奈川)
  • 藤井 千恵子 (埼玉)
本年度の活動方針と具体的事業計画
(1)活動方針

本年度は、新たに生まれる会則改正の周知に力を注ぎながら、本会の存在感を一層高める年と位置付ける。まずは、現職校長会との具体的な連携を深め、本部と支部の組織力と結束力で飛躍的な会員増強の実感できる環境づくりに努める。本部は、4年目のスローガンに、「Have a Lovely Time」-豊かな時を持とう-を掲げ、高齢化社会の動きにも注視しながら、会員が豊かで心地よい生き方のできる第二の居場所づくりの運営と発展に貢献する。そのために、次の3つの具体的方針を掲げる。

  1. 本部と支部が一体となって、新たな会則の周知と定着を目指すと共に、将来の仲間である各校種の現職校長会との連携を強め、存在感ある退職校長会の確立を目指す。
  2. 10年に一度の関東甲信越地区退職校長会連絡協議会東京大会を成功させ、歴史と伝統ある本会を改めて自覚し、将来への組織の在り方について展望する機会とする。
  3. 各事業の透明性を堅持し、各支部活動の一層の充実・発展を求めると共に、都教委との2つの委託事業の促進を図り、各関係諸団体との一層の連携強化に努める。
(2)「Have a Lovely Time」-豊かな時を持とう-
(3)活動の重点
  • 会則改正に伴い、新たな入会条件に適った加入環境を整え、入会促進に努力する。
  • 各種会議、委員会活動の組織的・効果的な運営を図り、責任ある体制づくりに努める。
  • 健全財政を目標に、各事業の見直しをすると共に、予算の効果的で適正な執行に努める。
  • 会員の親睦と互助に寄与すると共に、生涯学習の場と健康づくりの拡充に努める。
  • 会報やHPを通じて、会員の情報を的確に共有し、絆を強める努力をする。
  • 都教育庁委託事業を受け入れ、会員の豊かな経験を活かし、その期待に応える。
  • 関係諸機関・諸団体との連携を図り、本会の充実と発展に努める。
(4)各部・委員会の目標・事業計画

総務部

  1. 本会の綱領や活動方針を踏まえ、各部、各組織間の連絡、調整等に当たるとともに、円滑な会務運営に努める。
  2. 総会、評議員会、支部長会等の企画運営に当たる。また、教育フォ―ラムの企画運営 に関する連絡・調整を担当する。
  3. 全連退関係の調査の把握を行うとともに、関ブロ東京大会の企画・運営・調整に努める。
  4. 42支部の情報収集に努め、本会の諸課題に関する連絡・調整に努める。
  5. 会員増強に関する業務を担当し、会員名簿の発行及び退職予定者、退職者で未加入者の情報を的確に提供し、入会促進に努める。
  6. 業務改善・基金検討委員会の「答申」から会則改正について、保活的な把握に努め、 作業部会を支援する。
  7. その他、部に関与する事項。

会計部

  1. 新年度予算は、「予算編成の基本原則」に則し、編成をする。
  2. 各部、各委員会等と連携を図り、諸活動、諸事業の円滑な運営ができるよう配慮する。
  3. 会員減少に伴う収入減により、予算の編成、執行を適正にし、極力支出の抑制に努める。

会報部

  1. 平成27年度に示した「会報誌発行の基本原則」に沿って、年4回の会報を発行する。 発行予定は、7月、10月、1月、4月とする。
  2. 本会の活動状況と的確な支部会員の情報を把握し、「分かりやすい、より魅力のある 会報誌」を目指す。
  3. 会報等の編集及び校正作業を行い、編集全般の責任を負う。発行に当たっては、正副 会長会及び事務局長と緊密な連携を図る。
  4. 各都道府県及び支部からの会報・情報誌の管理・保管に努めると共に、有用な教育情 報を本会の会議に提供する。
  5. その他、部に関与する事項。

福利厚生部

  1. 叙勲、米寿等の等の長寿者に関する支部情報の的確な把握に努め、併せて情報の収集、 整理、提供に資すると共に、慶祝する任を負う。
  2. 別に定める「慶祝等に関する内規」に沿って、会員の慶弔に関する事務を処理する。
  3. 毎年10月に実施される「東京都教職員物故者追悼式」での「追悼の言葉」の遺族代 表候補者を7月上旬までに選定し(東京都教職員互助会)に推挙する任務を負う。
  4. 各支部との連携を密に、長寿会員、功労会員、栄誉会員の正確な把握に努め、総会時 の名簿に掲載する責任を負う。
  5. 新年会及び総会後に実施される懇親会の企画、推進を負う。
  6. 年金、高齢者医療、介護等の社会情勢からの情報提供に努める。
  7. その他、部に関与する事項。

生涯学習部

  1. 各支部の生涯学習活動に関する情報収集に努め、年2回の魅力ある会員研修会を企画、 運営する。
  2. 年2回のクラブ委員長会を運営し、活動状況、クラブ会員の把握に努め、各クラブ活動の活性化に努める。
  3. 居住する地域で活躍する会員の情報を集め、会報誌等への掲載に尽力する。

企画調整部

  1. 会長の意を体し、東京都教育委員会との委託事業が円滑に推進するよう、関係の委員会への連絡調整を行う。
  2. 各部で実施する事業の具体的な内容の把握に努め、調整を行う。
  3. 各部が提案する資料の把握に努め、諸会合が円滑にいくよう調整する。
  4. 東京都教育委員会幹部との懇談会の企画・運営・調整を行う。
  5. 五団体との教育懇談会の企画立案・運営を行う。
  6. その他、部に関与する事項。

委員会関係

1.業務改善・基金検討委員会作業部会

  • 会則改正案、規程案を評議員会、総会へ提出し、審議決定を図る。

教育関係機関・団体との連携

  • 東京都教育委員会と教育懇談会を開催し、教育課題に応える教育支援を推進する。
  • 東京都国公立幼稚園・こども園長会、公立校長会4団体との教育懇談会等を開催し各校種校長会との連携強化に努める。
  • 全国連合退職校長会との連携強化に努めるとともに、関東甲信越地区退職校長会連絡協議会東京大会を開催し、関東甲信越地区退職校長会との情報交換を密にし、連携強化に努める。

都教育庁受託事業

  1. 都教育庁人材バンク受託事業運営特別委員会
    • 「平成30年度人材バンク事業運営に伴う相談・普及広報等について」の事業受託し、仕様書により本委員会が委員長を中心に事業推進の任に当たる。また、同事業の費用弁償については、契約書に基づき別途処理する。
  2. 都教育庁採用前実践指導力養成講座受託委員会
    • 都教育庁委託の「平成30年度公立学校教員採用候補者任用前研修員会事業」を受託し、仕様書により本委員会が委員長を中心に、運営及び事業推進の任に当たる。また、同事業の費用弁償については契約書に基づき別途処理する。
本年度の支部総会無事終わる。

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