会長挨拶

伸びゆく退職校長会を誓った総会

平成29年度第64回定期総会が去る5月10日(水)に御茶ノ水にある東京ガーデンパレスで18名のご来賓と総勢160名の会員が参加して開催された。総会では、国歌斉唱に始まり、平成25年に制定された綱領が参加者全員で唱和された。恒例の長寿会員、功労会員、栄誉会員約325名の表彰・感謝状の贈呈式が続き、28年度決算、29年度予算など滞りなく議事が進み、最後に全員で会歌斉唱を高らかに歌い厳粛な式典が終了した。引き続き第二部は、-生き生き人生元気の出る集い〈健康で長生きしよう〉めざそう健康長寿-と題して、医学博士 渡辺 仁先生(医療法人社団 渡辺会)をお迎えし、会員研修会が行われた。第三部は楽しい懇親会。酒肴を交えながら、出席者全員で絆を強め、伸び行く退職校長会を誓い、閉会した。今年は、役員改選期の総会であった。多田 丈夫会長を中心とした第二期目の業務が力強く始動している。

富士
第64回定期総会 あいさつ

平成29年5月10日 会長 多田 丈夫

本日、東京都退職校長会第64回定期総会を開催しましたところ、お忙しい中、東京都教育委員会教育会 出張 吉訓(ではり よしのり)様をはじめ、多数の来賓の方々にご出席いただき誠に有難うございます。皆様には平素から本会の諸事業にご指導・ご支援いただき厚く御礼申し上げます。また、本日は春と秋の叙勲の栄誉に輝いた先生方や米寿・喜寿を迎えられた先生方を多数お招きしております。お名前は、総会要項に記載させていただきました。先生方が齢を重ねられ、なお、お元気であられること、頼もしい限りであります。先生方のさらなるご活躍を期待しております。
さて、30年前でしたか、一台100万円もするコンピューターを見て驚き、その後、学校にパソコンが配置され、埃をかぶっていると教育委員会からお叱りを受けた思い出がございます。それがスマホのように、手のひらでゲームを楽しみ、世界の情報を簡単にキャッチ出来るようになりました。今やあらゆる分野で国境なき時代となり、例えば、140文字のツイッターが世界を震撼させ、権力さえもが集中から分散を余儀なくさせられる時代に入っているようであります。このように日常を変える社会の進展を誰が予想したでしょうか。ガリ版がパソコンに変遷したように、これからのスマホ文化やフェイスブックの文化は、今後どんな未来を創造していくのか、只今は、光と影の部分が見え隠れしている時ですが、教育に携わる者として、このコミュニケーションの革命を今後、注視していきたいと考えております。
また、明るいニュースも飛び込んでまいりました。最年少棋士、14歳の藤井聡太四段。負け知らずの16連勝で将棋界に旋風を巻き起こしています。〈すごい新人が現れた〉、「同じ人間とは思えない読みの深さと速さだ」等々、並み居るプロ棋士の方々の感想を聞きます。本人は、「連勝は驚きで、プロとしてやっていく自信になった」と謙虚に、礼儀正しく語っています。他に、サッカー界の久保建英(たけふさ)君,卓球の平野美宇(みう)さん、フィギア―スケートの三原麻衣さん等々、あらゆるジャンルから10代の若者が台頭し、世界を舞台に堂々の活躍をするニュースの連続。オリンピックイヤーに相応しい頼もしい姿を見せてくれています。これらの好青年達の飛躍の陰に、必ず素晴らしい指導者のいることも忘れてはならないと思います。
一方、小・中学校から大学までの教育改革も急ピッチであります。社会の進展は、教育の多様性、個別性を必要とし、大胆な改革を求めています。例えば、高等学校の全入は1970年代に始まり、2006年(H17)から大学全入現象が話題となりました。最近では教育の無償化が新たなニュースとなっております。これらの教育課題に着目しつつ、我々は、都教委と進めている二つの委託事業を着実に進展させながら、今後とも我々の組織を挙げて、国際都市東京の教育に寄与していきたいと考えております。
いずれに致しましても、多様な子ども達に適した教育環境づくりに貢献し、元気に成長してほしいとの願いを後押しすべく、存在感ある退職校長会として歩むことをお約束致します。また、都教委や諸団体とのwin-winの関係を堅持し、学校経営に奮闘する校長先生方に心からエールを送っていきたいと考えております。
おわりに、会員の皆様の今まで培われた才知や経験に期待し、3,200名のよき仲間と共に社会貢献のできる喜び、生きる喜びを感受しつつ、先生方の旺盛な活力を横溢(おういつ)した今後のご活躍を切望してやみません。
本日は、〈あらゆる課題は、教育に帰着する〉との思いから、会長として日頃考えている所感の一端を述べました。今後ともご参会の皆様方の一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げると共に、皆様の益々のご健勝を心から祈念し、はなはだ措辞ではございますが、総会の挨拶とさせていただきます。有り難うございました。

(平成29年5月10日定期総会にて)

29年度 新役員と執行部一覧
役員
会長 多田 丈夫(八王子) 統 括
副会長 宇津木 順一(西多摩) 総務部担当
副会長 苗村 崇伶(江東) 会報部担当
副会長 中岡 啓子(足立) 福利厚生部担当
副会長 小久保 正己(埼玉) 会計部担当
副会長 藤崎 武利(千葉南) 生涯学習部担当
副会長 桑原 利夫(江東) 企画調整部担当
総務部長 林 和明(世田谷)
会計部長 小久保 正己(埼玉)兼務
会報部長 梅津 通郎(武蔵野・三鷹)
福利厚生部長 守屋 龍男(北多摩西)
生涯学習部長 斎藤 徳藏(千葉西)
企画調整部長 伊地 敦子(北多摩北)
事務局
事務局長 三辻 陽夫(日南) 事務局運営
監 事
  • 大南 英明 (千葉西)
  • 今井 重夫 (神奈川)
  • 藤井 千恵子 (埼玉)
本年度の活動方針と具体的事業計画
(1)活動方針

本年度は、本会の輝く未来を展望した実り多い業務が企画・実践される年と位置付ける。
まずは、本部と支部の組織力を一層高め、入会促進を図りつつ、会員の一人一人が豊かさの実感できる環境を整え、手ごたえのある具体的な実践を期待する。本部は、新たにスローガン、「For the Well-Being 」―安寧と幸せを求めて-を掲げ、本会の綱領が詠う「生き甲斐づくりに貢献する」と共に、大都市東京に生きる会員一人一人の心の拠り所となる第二の居場所づくりの運営と発展に尽力する。さらに、新しい執行部体制に期待される諸事業を円滑かつ効果的に運営していく。
そのために、次の3つの具体的方針を掲げる。

  1. 本部と支部とが一体となって、健康で文化的な諸活動の促進を図り、生き生きとした存在感ある退職校長会の確立を目指す。
  2. 業務改善・基金検討委員会の「答申」が求める「会員の総意に基づく新しい会則の実現」と「明日に期待する組織の再編」に努力する。
  3. 本会が誇る会員の英知と経験を生かし、2つの教育委託事業の推進力を高め、都及び関係諸団体との一層の連携強化を図る。
(2) スローガン 「For the WellーBeing」-安寧と幸せを求めて-
(3)活動の重点
  • 会員の確保・会員の増強に努める
  • 組織的・効率的な運営に努力し、各部が具体的に成果を上げるように努める。
  • 各事業を見直し、健全財政を目標に、予算の効率的で適正な運用・執行に努める。
  • 会員の親睦と互助に寄与するとともに、生涯学習の場を広げる。
  • 会報やHPを通して、会員が情報を的確に共有し、相互の連携を強化する。
  • 都教育庁委託事業を受け入れ、会員の豊かな経験を生かし、その期待に応える。
  • 関係教育機関・団体と連携強化を図り、本会の充実と発展に努める。
(4)具体的な事業計画点

総務部

  1. 本会の綱領や活動方針を踏まえ、各部、各組織間の連絡、調整等にあたると共に、円滑な会務運営に努める。
  2. 総会、評議員会、支部長会等の企画運営に当たる。また、教育フォーラムの企画運営に関する連絡・調整を担当する。
  3. 全連退関係の調査の把握を行うと共に、関ブロ東京大会の企画・運営・調整に努める。
  4. 43支部の情報収集に努め、本部の諸課題に関する連絡・調整に努める。
  5. 会員増強に関する業務を担当し、会員名簿の発行及び退職予定者、退職者で未加入者の情報を的確に提供し、入会促進に努める。
  6. 業務改善・基金検討委員会の「答申」から会則改正について、包括的な把握に努め、作業部会を支援する。
  7. その他、部に関与する事項

会計部

  1. 平成26年度に決めた「予算編成の基本原則」を遵守するよう、各部の予算執行に際し、必要に応じて指導助言をし、適正な執行を促す。
  2. 43支部との連携を随時図り、支部の会員確保や会費徴収の状況を的確に調査研究及び把握すること、本部の取り組みを支援する。
  3. 事務局長と共に、各部の支出状況を随時把握し、予算の適切な支出を促すこと。
  4. 執行状況の中間報告を正副会長会に提示すること。
  5. その他、部に関与する事項

会報部

  1. 平成27年度に示した「会報誌発行の基本原則」に沿って、年4回の会報を発行する。発行予定日は、7月、10月、1月、4月とする。
  2. 本会の活動状況と的確な支部会員の情報を把握し、「分かりやすい、より魅力のある会報誌」を目指す。
  3. 会報等の編集及び校正作業を行い、編集全般の責任を負う。発行にあたっては、正副会長会及び事務局長と緊密な連携を図る。
  4. 各都道府県及び支部からの会報・情報誌の管理・保管に努めると共に、有用な教育情報を本会の会議に提供する。
  5. その他、部に関与する事項

福利厚生部

  1. 叙勲、米寿等の長寿者に関する支部情報の的確な把握に努め、併せて情報の収集、整理、提供に資すると共に、慶祝する任を負う。
  2. 別に定める「慶弔等に関する内規」に沿って、会員の慶弔に関する事務を処理する。
  3. 毎年10月に実施される〈東京都教職員物故者追悼式〉での「追悼のことば」の遺族代表候補者を7月上旬までに選定し、〈東京都教職員互助会〉に推挙する任務を負う。
  4. 各支部との連携を密に、長寿会員、功労会員、栄誉会員の正確な把握に努め、総会時の名簿に掲載する責任を負う。
  5. 新年会及び総会後に実施される懇親会の企画、推進を負う。
  6. 年金、高齢者医療、介護等の社会情勢からの情報提供に努める。
  7. その他、部に関与する事項。

生涯学習部

  1. 各支部の生涯学習活動に関する情報収集に努め、年二回の魅力ある会員研修会を企画、運営する。
  2. 年二回のクラブ委員長会を運営し、活動状況、予算配分、クラブ会員の把握に努め、必要に応じて指導、助言をする。また、クラブ活動の広報とクラブ会員の増員に努める。
  3. 居住する地域で活躍する会員の情報を集め、会報誌やHPへの掲載に尽力する。
  4. 福利厚生部と連携して、2年に一度の役員歓送迎旅行の企画・実施・運営の任を負う。
  5. その他、部に関与する事項。

企画調整部

  1. 総会、評議員会、支部長会等の諸会議の総合司会を担当する。
  2. 各部で実施する事業の具体的な調整をすると共に、実施内容の把握に努める。
  3. 各部が提案する資料の把握に努め、諸会合が円滑にいくよう調整をする。
  4. 東京都教育委員会幹部との懇談会の企画・運営・調整を行う。
  5. 五団体との教育懇談会の企画立案・運営を負う。
  6. 会長の意を体し、都教委との委託事業が円滑に推進するよう、関係の委員会への連絡・調整及び必要に応じて指導する。
  7. その他、部に関与する事項。
本年度の支部総会無事終わる。
平成29年度 採用前実践的指導力養成講座の全日程と組織
全体日程(事前訪問計画日を入れて8日間)

1. 事前説明会(2日間)…受付開始pm2:30~

第一回 平成29年11月20日(月) pm3:00~ 教職員研修センター
第二回 平成29年11月22日(水) pm3:00~ 教職員研修センター

(注) 指導講師は、2日間のいずれか1日に必ず参加すること。

2. 講座日程(全講座日程 6日間)

Aコース(2日間)
12/10(日) 全体講座(講義・演習) am10:00~ 帝京平成大学冲永記念ホール
12/11(月) 学校体験(授業参観等) am8:30~ 都内公立学校
Bコース(2日間)
12/17(日) 全体講座(講義・演習) am10:00~ 帝京平成大学冲永記念ホール
12/18(月) 学校体験(授業参観等) am8:30~ 都内公立学校
Cコース(2日間)
1/14(日) 全体講座(講義・演習) am10:00~ 帝京平成大学冲永記念ホール
1/15(月) 学校体験(授業参観等) am8:30~ 都内公立学校

3.事前連絡

説明会終了後、講師は協力校の校長と電話で連絡を取り、事前訪問の日程調整をすること。

4.事前訪問計画

各コース共、協力校への事前訪問は、12月1日より実施のこと。

平成29年度 採用前研修事業受託委員会 本部組織…12名

☉印 校種責任者

委員長 ◎多田 丈夫
事務局付 ◯藤井 誠一
小学校 ☉桑原 利夫、阿久津 州美男、塚野 征
中学校 ☉宇津木 順一、前田 烈、工藤 豊太
高等学校 ☉平島 満、澤海 富保
特別支援校 ☉落合 勇、小林 進

(注)

  1. 変更点は、A・B・Cコース共に全体講座と学校体験が1日となったこと。
  2. 講義・演習内容は、基本的に変更なし。

    ①「実践的に学ぶ学習指導・学級経営」、 ②「実践的に学ぶ特別支援教育、他」

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